樹脂粘土で!ブラインドドールの後頭部パーツを作る

一万回の脱出計画カスタム

初登場時からウィッグヘアだった「一万回の脱出計画」カスタム娘・テンちゃん。

カスタム元となった「悸動瞬息・一万回の脱出計画」は、多くのブラインドドールと同様、PVC製のヘアパーツが使われています。
そして、私が購入したのはボディとフェイスのみ。ヘアパーツは無く、当然、後頭部のパーツもありませんでした。

「ねんどろいどどーる かすたむヘッド」の後頭部パーツがちょっと削れば使えるらしいんですが、ここはあえて自分で作ってみました。

「かすたむヘッド」にはとても可愛い「のっぺらフェイス」が付いていて、あれを買ったら確実に人形がもう一体増えることでしょう…

以下、ウィッグ無しの坊主頭と、目玉なしの無塗装フェイスの写真が出てきます。苦手な方は閲覧をお控えください。

自作後頭部パーツの紹介

▼テンちゃんのウィッグを外したところ

猫耳部分に磁石を入れてあります。

▼後頭部の内部

フェイスパーツのダボ(ツメ?)と嚙合わせるための凹凸があって、

写真のように、後ろから差し込んで装着します。カッチリと嵌っていて、マスキングテープやブルタックなどの粘着剤を使わなくても外れることはありません。

表面処理をしていないので見栄えは悪いです。でも坊主頭で飾る訳ではないので、特に問題ありません。

後頭部パーツ制作レポート

使った材料、道具など

  • 手芸用樹脂粘土
  • おゆまる
  • カッターナイフ
  • ベビーパウダー
  • エアダスター
  • 彫刻刀(必要になる場合もある)

おゆまるはダイソーのおゆプラでも代用出来ると思います。
粘土類の費用はダイソーで揃えれば、たぶん200円くらいで作れると思います。「たぶん・思います」と曖昧な表現なのは、使いかけの樹脂粘土では足りなくて、途中で買い足したから。買い足した分は大分余りました。また、粘土ベラ等は使いませんでした。

ヘッド内部に空洞を確保するための芯を作る

アイを入れるスペースを確保して、かつ頭部が重くなりすぎないようにするため、後頭部パーツには空洞を作る必要があります。

まずは首ジョイントパーツを装着したフェイスに、おゆまるを隙間なく押し込みます。アイホールからおゆまるが少しはみ出す程度に押し込むと、がっちりホールドされて良いと思います。

このおゆまるは、ヘッド内部に空洞を作るための芯となります。ヘッド内部の空洞はこれくらい、とイメージして詰めるようにします。

おゆまるが冷えて固まったらフェイスから取り外し、後頭部パーツのダボの厚さ分をナイフで削ります。

削った芯をフェイスに入れてみたところ。この隙間が、後頭部をフェイスパーツと嚙合わせるためのダボになります。自分用なのでガチャガチャになってても気にしません。

おゆまると樹脂粘土が癒着しないよう、おゆまるにベビーパウダーを付けます。ベビーパウダーは樹脂粘土が固まった後、エアダスターで吹き飛ばして取り除きます。

樹脂粘土の付け方

樹脂粘土の付け方は、まず最初にフェイスパーツとおゆまるの隙間(ダボになる部分)に細かく千切った粘土をグリグリグリグリ押し込んで押し込んで、もう入らなくなってから頭の形を作ります。樹脂粘土は乾燥するとかなり縮むので、多少頭でっかちくらいに作るのが良いです。

成形中は必死だったので写真はありません

粘土の表面が乾くまで、3日ほど静置します。

3日後に撮った写真。成型時はフェイスの縁に粘土をぴったり盛り付けたのですが、乾燥して縮んで隙間ができました。頭の大きさそのものも、目に見えて小さくなっています。

フェイスから外してみたところ。薄くて頼りない部分に粘土をつけ足したり、逆に厚すぎる部分を削ったりします。

首回りと、頭の外側全体にも、この後さらに粘土を付け足しました。
粘土がくっつきにくい場合は、乾いている部分を少し濡らしたり、付け足す粘土に水を混ぜるとくっつきやすくなります。

しっかり乾燥させる

フェイス内部からおゆまるを取り出して、後頭部パーツの内側を乾燥させます。

この時も樹脂粘土が収縮するので、乾くのが多少遅くなってもフェイスパーツを付けたまま乾燥させた方が良いと思います。縮む時に歪んでしまったら使えなくなってしまうので。

私見ですが、実際にウイッグをかぶせて使い始めるのは一週間くらい待ってからが良いと思います。※根拠はありません。

現在の後頭部パーツの様子

5インチヘッド向けのシリコンキャップを使用しています。

後頭部パーツを作ったのは2024年11月下旬~12上旬頃で、この写真を撮ったのは、2026年1月です。制作から一年経って、頭の大きさが少し縮んだようです。

外見は縮んでいますが、フェイスとの嚙み合わせが悪くなることはなく、ウィッグを着けておく分には何の支障もありません。耐久性に問題があるようならエポキシパテで作り直そうと考えておりましたが、この分ならエポパテに置き換える必要はなさそうです。


ブラインドドールのウィッグ用後頭部パーツは、一部市販品が流用できるサイズや、ディーラーさんが制作・販売しているものに限られるのが現状です。
樹脂粘土とおゆまるで作る後頭部パーツは、危険な工程も少なく費用も抑えられるので、自作に興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

以上、樹脂粘土でブラインドドールの後頭部パーツを作るレポートをお送りしました。
工作レポートは本当に久しぶりだったので、記事を書くのも楽しかったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました