本編のネタバレを多分に含みます。未読の方は閲覧をお控えください。
ドルおじ #ドールに沼ったおじさんの話 4巻
待ってたよ!3巻からの引きが良くて、待ってる時間が長かったです。
今巻では真澄さんがドールイベントに初参加です。
1~2巻は特に、漫画の内容と自分の記憶がオーバーラップしてしまって、肝心のストーリーがなかなか頭に入って来ない現象に悩まされて(そしてそれを楽しんで)きましたが、ビッグサイトのドールイベントには参加したことが無いので、純粋にストーリーを楽しむことが出来ました。
イベント会場での新たな出会い― 憧れのディーラーさんとの対面と、スターレットをめぐるライバルとの邂逅― 可愛いドール達と美男美女、そしておじさんとおじさんとおじいさん満載の波乱に満ちた4巻。1巻から読み直してみたくなるシーンが多くて、とても面白かったです。
有料展示台での交流
懐かしいです。もう10年くらい参加していませんが、おじさんとおにいさん、厳ついカメラの群れ… 過去に参加した有料展示台での交流の記憶とともに、自分自身の痛いやらかしの数々も思い出されて、少し鼻の奥がツーンとしました。
ナスカさん、ナイスガイですね。初参加の初心者に優しい方の存在は有難いものです。そりゃあ、誰だって最初は初参加の初心者だものね。
星野くんがイベントに同行出来なかったのがちょっと寂しいです。「星野ぬい」カワイイけどさ、私は星野くん本人の美しい顔が見たいんじゃよ!
まあね、真澄さんの行くところ全部に付いて言ったら確かに破産するからね…仕方ないね。転職も上手く行きそうな感じで良かったです。
星野くんと言えば、「人形の扱いに関して玄人っぽい印象を与えている割に、レジンキャストドールの基本的なメンテナンス(黄変の除去方法)を知らない」というチグハグさで違和感がありました。
3巻ではより人間くさい側面も見せてくれたことで、そのチグハグな違和感の理由が分かった気がします。

星野暁之、さてはカッコから入るタイプの人間だな!?
実在の創作人形が出てきた
プティブルジュオンちゃん、知ってますよ。よく通販しているドールショップ「リトルポリッシュ」で5インチウィッグのモデルをしている子です。
スターレットのオマージュ・ビスクドールを制作された作家さんの作品ですから、友情出演といったところでしょうか。
とはいえ、真澄さんが「スターレットにちょっと似てる気がする」って言ってるのは… え?本当に?と少し不安な気持ちになりました。
私見ですが、オマージュドールは作家さんの作風が前面に押し出され過ぎていて、漫画のスターレットとは全く似ていないと思ってます。
憧れのディーラーさんとの対面
我繭音さんのブースは大行列で買い物することは出来そうにないものの、思わぬ展開でディーラーさん本人と対面することが出来ました。
ご本人は美しくも雄々しく、ふくらはぎがやけに筋肉質で筋張って… あれ?男性?
我繭音=盾前くん?
最初に読んだ時は、真澄さんと顔合わせた時に真っ赤になって逃げ出した理由が分からなかったのですが、
- 脚が男
- やけにピアスを強調してくる
- 浅黒い肌の色
- ハゲ呼ばわり(真澄さんはフサフサでしてよ!)
- 世間は狭いって真澄さんも言ってた
盾前くんで間違いなさそうです。次に出勤した時、彼がどんな顔をしているのか楽しみにしています!
一巻の感想では「職場バレしないと良いなぁ」と書きました。
いやぁまさかこんな所でこんな形でバレるなんて、さすがに予想してませんでしたよ。女性社員と会場で会う可能性はあるかな?と思ってはいましたけども。
少なくとも、いたずらに傷つけあうような展開にはならなそうで胸をなでおろしています。
ディーラーブースで光っていたものは?
盾前くん我繭音さんのブースに展示してあったトルソーが、やけに肉感的なのが気になりなした。もしかして、スターレットのボディとか?
…は、さすがに世間が狭すぎるかな。無いかな。でも何かが光っていたのがとても気になりなす。
電子タバコといもけんぴ
もう一人のドルおじ、銀河さん。
有料展示台での騒動の時、もし誰も彼を止めることが出来ずに、真澄さんからスターレットを巻き上げたとしても、本心から満足することなんで出来なかったでしょう。
暗黒物質さんとの友情の証として、「スターレットを頼む」と直接託されるのでなければ意味が無いのでは?「お主の言い値で譲ろう」と言ったら、銀河さんはそれこそ100万でも200万でも出したと思います。あまりにも悲しいすれ違いです。
ところで電子タバコ。
本当に全然似合ってないけど、一応ヨツハちゃんへの配慮のつもりなのかな?灰は落ちなくてもドールに臭いは染みつきますよ。吸ってる本人は気にならないと思いますが。
スターレットは美術品?
ホビードールと美術品のドールの違いって、何でしょうか。
ホビードールは、子供のお人形遊びの延長だと思っています。積極的に着せ替えして、ポーズ遊びしたり写真を撮ったりする玩具。真澄さんの愛で方はコチラですね。
では、美術品のドールはどのように接したら良いのでしょうか。
整えられた展示室に静置して、そっと眺めて制作者の想いを探る…のかな?。美術品のドールは展示会でしか見た事が無いので、正しい接し方がわかりません。
衣装も作品の一部として、着せ替えNGのドールもある、と聞いたことがあります。
スターレットをアンティークにするのは難しい
陶器の食器は、大事にしていても使っているうちに割ってしまうことがありますね。
それと同じで、どれだけ大切に想っていても、連れ歩いておもちゃ(※悪い意味ではなく)にしている以上、何らかの事故で壊してしまっても無理はありません。実際、3巻ではトンビに襲われてキャストボディに傷が付きました。
暗黒物質さんの意志を引き継いだ形になったけど、これから先、特に一巻冒頭でスターレットのボディが完成した後は、どう接していくつもりなのでしょうか…。
一話冒頭のスターレットの左脚は修繕した跡がありました。
修繕したビスクドールの価値って、どうなるのでしょうか?金継ぎで修復した陶器は、それはそれで愛されていると感じ、美しいと思います。
おわりに
暗黒物質さん、ヤバい爺さんかと思いきや、子供と女性に対しては優しく礼儀正しく接していました。
というか、銀河さんに対しても初対面では無礼の無いように接していたので、ブルオクでの真澄さんの印象が最悪だったためにアタリもキツかったのでしょう…。
持ち主を虜にし、人生の全てを捧げるようになるスターレット。傍目には完全に呪いの人形みたいに見えることでしょう。というか、私がそう感じています。
これから先、長い時間をかけて様々なオーナーの手を渡り歩いて行くことになる…ことを目指しているようですが、家族と一緒に暮らしている人の手に渡ったら、家庭を壊すことも在り得るんじゃなかろうか…。考えすぎでしょうか。
5巻は2026年の春の予定だそうです。作者コメントによれば、4巻はストーリーの折り返し地点とのことで、これからの展開がより楽しみになりました。




コメント
こんばんは。お邪魔致します。
「ドルおじ第4巻」面白かったですね。
我繭音さんの正体には、私は全く気づきませんでした。言われてみれば成るほど!第1巻を引っ張り出して見比べてみました。・・・やっぱりそうだ。ありこ様の推理通りのようですね。
私も読書感想文を昨日書きましたが、記事の公開日は次の土曜日に設定しました。よろしければご笑覧ください。読後の感想はありこ様とほぼ同じです。
第3巻ではカッコよかった星野君のみじめな姿がさらされたり、助けようと手を差し伸べる主人公の姿勢もやや暑苦しく感じられて好感が持てませんでしたが、4巻は楽しかったです。
失礼しました。
コメントありがとうございます。4巻面白かったですね!
盾前くんにだけは人形趣味を知られたくないなぁ、と思っておりましたが、趣味を知られたくないのは向こうも同じだったようです。改めて見返すと、1巻での寝不足はディーラー活動の追い込み時期だったのでしょうね(笑)
doll-modelerさんの感想も楽しみにしています。
3巻の内容は人間同士のウェットな話でしたから、好みが分かれたのでしょうね…。
私自身は3巻の感想文に書いた通り、とても感動しました。カッコ悪い部分が見えなければ「星野くんはいつか裏切るのでは?」と疑い続けただろうし、安心できる仲間にするには必要な要素だったと思います。
イベント時の有料卓、懐かしいです。
『初めてOK!誰でもウェルカム!」とかやってた頃が蘇ります。
でもあの卓が無ければ活動方向も、そもそもドール活動も違っていた気がします。
あの行動が色んな方の背中を押せたのなら、良かったなと思えます。
thieriさま
コメントありがとうございます。
たしか、マタ半卓は中野パラボのブログでも紹介されたことがありましたね。
初心者に限らず、「まーぜーて!」と言うハードルを下げてくれる方の存在はとても大きかったと思います。